Saturday, January 14, 2012

S&Sの答え



S&Sが、MAPPというものを設定しました。
(Minimum Advertised Price Policy:最小宣伝価格ポリシー)
MSRP以下で宣伝(価格)を出してはいけないというものです。
(Manufacturer Suggested Retail Price:メーカー提案小売価格)


オークションも含み、インターネット関連がメインとなるのでしょうが、テレビやラジオの宣伝でも雑誌広告でもチラシでも、とにかく宣伝でMSRP以下の価格を出してはいけない、ただし、このポリシーは実際の販売価格には関与しないという内容です。


ウェッブサイトに掲載される価格は基本的に宣伝価格とみなされ、インターネット上のオークションでもリザーブ価格をMAP以下に設定できず、「商品をバスケットに入れて価格を見る」や、「料金はお問い合わせください」などで提示される価格は、MAPP基準を満たしていなければなりません、が、販売段階に入った途端、つまり、ショッピングカートや注文ページ上の価格は宣伝価格ではなく販売価格とみなされてMAPPは関与せず、たとえばチェックアウト時に、購入履歴でディスカウントが提供されるなどはMAPP関与外、つまりそれもOKということになります(正確にはOKではないのですが、MAPP関与外=新ポリシー下では規制対象外)。ただし、MAPP基準が該当するケースでの違反には、ビシっとした罰則規定も設けられています。


珍しいポリシーではありませんが、規制が強化されたのではなく、健全価格を目指しつつ、ディーラーに禁止していたオンライン販売を、S&Sはこのような形で許可したということ。e-commerce(イー・コマース、電子商取引)へのS&Sの答えです。

S&S Cycle Inc.  MAPPポリシーページ



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