いや、オスカルではなく。
オスカルも、歴史的にと言っていいのか、相当古いですが、ラスカルも古いです。それは、「あらいぐまラスカル」という77年放映のアニメ。書かずとも、みなさん、予想がつくと思いますが、あらいぐまが出てきます。見たことはありませんが、あらいぐまが出てくる、それだけは知っていました。
さて、現代のある日。
庭の木を見ると、何者かにかじられ折れかかっている枝。小枝とは言え、いったい何者が?
そこで思いついたのが、"The America's Most Funniest Home Videos"というテレビ番組中の視聴者からの投稿ビデオによく出てくる、迷惑行為頻度の高いあらいぐま(ラクーン)。
早速の米人Aとの会話。
「何かの動物が庭の木をかじってるんです、多分、ラスカルとかラクーンだと思うんです」
「...そうですか」
「でもなんだか正体がわからなくてちょっと不気味です、ラスカルとかラクーンぐらいの大きさならいいんですが、もっと大きな動物だったら...」
「.........そうですか」
お気づきになったでしょうか、Aが答える前の躊躇時間が少し増えています。その後も連発されるラスカルとラクーンに、A、思いあまったふうで、
「ラクーンはともかく、ラスカルって......そういう...動...物...じゃないですよね?」
「えっ!何ですと!?」
ラスカル(rascal)は、ラクーン(あらいぐま、racoon, raccoon)の品種別名ではなく、「ならず者、いたずらっ子、わんぱく小僧」って意味でした。いや、知らなかった、あぁ、吃驚。
早速の日本人Bとの会話。
「で、あらいぐまって言ったら、ラスカルでしょ?」
「いや、ラスカルって、なんか乱暴する人とかそういうことでしょ?」
何と!一般常識でしたか。
考えてみれば、仮にパンダがアニメの主人公になったとしても、そのタイトルが「大熊猫パンダ」になるなんてことはまずないですよね。あぁ、不覚。
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