Wednesday, August 22, 2012

リムジン と イマジン


タイトルは……「リムジン」という響きがくると、"Imagine all the people..."とつなげたくなるという、ただそれだけのつながり……。
オフィス隣のリムジン屋さんの新規車両。アメリカらしい風景のようで。


アメリカでは(おそらくアリゾナに限らずだと思うので)、車中での飲酒が禁止されています、と、書いた途端、「そりゃ当たり前だろ」と聞こえたような気が致しますが、それはどういう事かと申しますと、「アルコールに手が届く状態であってはダメ」という事です。つまり、「栓が開いたお酒が車中にあってはダメ」という事です。(未開封のものは可、そして、開いていても、トランクとして囲まれた中にあるなら可。何故なら走行中は車中からは手が届かないため。つまり、例えばステーションワゴンでは不可。何故ならトランクとして囲まれた「中」がないため)。しかし、リムジンではOK。運転手との間に通常は仕切りがあるからでしょうか?


リムジン。いろいろな用途があるのでしょうが、リムジンと聞くと(イマジンの次に)、プロム(学年最後に行われる、ブラックタイ着用ダンス・パーティのようなもの)を思い出します(いや、経験はないですが)。高校卒業のときに張り込んで(或いは、張り込まずとも)、皆で借りたりもするリムジン。プロムには、男子が女子を誘って、そして、迎えに行くのです。彼は誘ってくれるのか?彼女はYesと言ってくれるのか?あぁ、ハラハラドキドキ。




Cross Post

Tuesday, August 21, 2012

それは英語ですが…



スタージスが終わりました。

と、さも終わってすぐのような書き方ですが、既にしてとっくにそれは先々週。そして、2012年のAMD World Champion of Bike Building優勝は、ドイツのThunderbike。なんとここはカスタムショップではなく、ハーレーの正規ディーラーです。(2位はアメリカの LC Fabrications、3位はイタリアの Abnormal Cycles。)



さて、ハーレーのディーラーミーティングが始まりました。と、これまた、さも知ってるのよ私(僕)的な書き方ですが、それは既に皆さんご存知の事。


ということで、ニュースがらみで、以前もご紹介しましたCyril Huzeのブログを、またもやご紹介します。アメリカ国内の最新バイク関連ニュース(ブログ)です。

最近の見出しを少し挙げてみますと…

- 2013年!ハーレー新モデル!
- Indian Scout の!リスタイリング by Jesse Bassett(The Gasbox)!
- ハーレー110年周年!お祝い!スタート!
- スタージス(Sturgis Motorcycle Rally)の!名前は!誰の!もの!
- Hamsters USA Motorcycle Groupが!スタージスで!$200,000の寄付を!集めた!
- スタージス!市長!からの!手紙!
- Eric Buellが!投資信託より!$20 million!



上記はAZSS大げさ訳で、感嘆符は勝手に付加しております。実際のブログは、このように無意味にあおりたてる内容ではなく、へぇ~と面白く読めるブログです。


しかし、英語です。「アンタね、学校卒業して何年経つと思ってんだよ、英語のブログなんてわざわざ紹介すんなよ」派の皆様、申し訳ありません。


さて、このポストを書くにあたり、初めて、謎であったCyrilの発音をGoogle先生にお聞きしました。ご下賜のお答えは「シラル」、いや、「スィラル」、いや、「スィリル」…う~む、これらを合わせて適当に、ということで…。

Friday, August 17, 2012

こんな空が見えるのは


曇り空、そして針葉樹。
Phoenixよりも144マイル(約230キロ)北の町、フラッグスタッフ。


アリゾナではありますが、町の標高は約2000m(Phoenixは330m)。そして、アリゾナ最高峰のハンフリーズ・ピークの標高は約12,000フィート(約3,850m!)。冬にはスキーが楽しめます。


8月の平均最高気温は華氏79度(摂氏26度)、平均最低気温は49度(摂氏9度)。そして、夏には夕立。しかし、仮に、バイクで夕立豪雨でびしょびしょと成り果てましても、そこはその乾燥しているアリゾナですので、しばらくフリーウェイを走っていれば、Tシャツもジーンズ(あぁ、Gパンと書きたい、しかし、それはもはや年寄りの言い方なんですね?)もカラッと乾燥。

夕立小規模版。


そして、冬のFlagstaff、雪がたくさん降った日版。



Tuesday, August 14, 2012

OMG



また余計な事から書き始めますが、「オーマイゴッド」というお馴染みのフレーズは、アメリカで、誰でも彼でもが口にしているわけではありません。確かに多くの人が口にしますが、「ゴッド」という言葉の安易な使用を避けるべきだと考える人も、これまた多くいます。


だって、ですね (と、いきなりなれなれしいですが)、英語では、キリスト教の神は"God"であって、"a god"でも"the god"でもないんです。単数形で表してしまうと、単数形が存在してしまうと、その複数形も存在することとなりますが、何しろ唯一無二の、唯一絶対神に複数形が存在しようがありません。そういう、敬虔さ。そして、文頭のみならず文中でも、"God"或いは"He"と大文字。従って、英語で"the"や"a"がついた神(または複数形)は、キリスト教以外の神を指すのです。(ドイツ語では、フランス語では、イタリア語ではどうなのでしょう?、と、ふと疑問。)


"OMG"を避ける人は、では、代わりに何と言っているか。


それは、"Oh, my!"や"Oh my gosh!"や"Oh my godness!"など。もちろん、「普通に使う」派、「使用を避ける」派以外にも、「そんなことで気分を害するヤツとなんて話さなくていい」派、「そんなことあなたは気にしなくていい」派、そして「無神論者の僕は何て言ったらいいんだろうねぇ」派…と、多種多様。


「これ知ってる?」系統の話題を延々とすみません。しかも、今日の話題はそっちのOMGではなく、こっちのOMGなんです。
何ですと?オバマに「去れ」と。「去らねばならぬ」と。う~む、ご意見、確かに拝聴は致しました。



Cross Post

Thursday, August 9, 2012

重い話題



日本でもニュースでとりあげられたようですが、昨年、1月、アリゾナのツーソンで銃乱射事件を起した被告ロフナー側と検察側の間で、司法取引が行われ、死刑は回避され、仮釈放のない終身刑がほぼ決定したそうです。

司法取引とは、被告が罪を認める代わりに、刑が軽減されるという制度です。

Loughnerは、日本でいうところの責任能力が問われていました。日本の(いつものことですが、日米事情共、実はよく知りもせずおそるおそる書いているのですが)、喧々諤々の論争の的である刑法39条は、裁判での「犯行時に善悪を判断する能力があったかの判断」が焦点です。一方、アメリカでは、まず、「(被告は)裁判を理解できるか」「裁判で自身を弁護する者に協力できるか」の2点が焦点。その上で「裁判が行われるかどうか」が決定されます。 被告が"competent(能力あり)"と認定された場合には裁判が行われ、"incompetent(能力なし)"とされた場合には、該当施設に収容され、"competent"の状態となるための治療が行われます。

裁判が行われた場合、やっとそこで、被告側の「犯行時の精神状態」を俎上に載せることとなります。通常は、「有罪だ」ということを証明するのは検察側の義務であるため、ある意味負荷は検察側にかかっていますが、「被告には犯行当時善悪を判断する能力がなかった、自らの行動の結果を理解する能力がなかった」ということを証明するのは、多くの州では弁護側の義務となるため、負荷は弁護側にかかることとなります。しかし、証明できれば「精神障害のため無罪」(Not guilty by reason of insanity)となり、刑務所ではなく治療のための施設に収容されることとなります。

今回の被告ロフナーはまず"incompetent"とされ、1年以上の治療の結果、「裁判を理解し、弁護側を手助けできる」という能力が認定されました(弁護側は、ロフナーという人の人格を破壊するものだと、向精神薬の服用を禁止する訴えを起こしましたが、判事は服用を認める判断を下し、治療が継続されました)。

そして、司法取引が行われたわけです。

この事件では6人が亡くなり、13人が怪我をしています。このような重大な事件で司法取引が行われたのは、裁判が行われた場合、おそらくは長期にわたるであろうと予測され、被告が「裁判を理解し、弁護団を手助けできる」精神状態を維持する可能性が薄いこと、陪審員のいわば思惑が不明であることなども理由にあるようです(陪審員は、精神障害理由である無罪認定を回避する傾向があるようですが...)。また被害者家族にとっては、裁判による長期の苦痛の継続を避けることができたという認識のようです。

精神障害による無罪ではなく、「有罪ただし精神障害」(Guilty, but insane)であるため、判決決定時のロフナーの精神状態により、刑務所か、精神疾患治療施設に収容されます。刑務所が選択肢となるのは、刑務所でもある程度の精神疾患施設を整えているためです。


銃乱射事件の続くアメリカ。銃反対に拍車がかかるかと思えば、映画館での乱射があったコロラドでは、「安全のため」「実施されるかもしれないより厳しい銃規制法案の前に買っておくため」、銃の購入者が増えたそうです。


(文中、日本語の訳に躊躇しましたが、insaneという言葉の直訳(正気でない、精神異常の、ばかげた)ではなく障害という言葉を用いています。)

Wednesday, August 1, 2012

熱気球



ときおりの朝晩に見かける風景。写真では小さく見えていますが、実際は意外と近距離。Hot air balloonsは、空の高さで異なる風を利用して移動します。
火入れ。(下2枚の写真はイベント会場で撮ったものです。)

1回200ドルぐらいで飛べるそうです。日本の方にも人気のあるSedonaからも飛べる模様。

バルーンという言葉から思わず「風船おじさん」を思い出し、ウィキぺディアをじっくり読んでしまいました。風船おじさんは、アメリカに向けて飛び立った後、SOSを発信したものの、海上保安庁の捜索機に手を振り、また、SOS信号を止めたため、3時間後に雲間に見えなくなった時点で、捜索機は監視&捜索を打ち切ったのだそうです。1992年の出来事でした。