もしくはヴェテラン(veteran)。
その意味を日本語で考えますと(それ以外では考えられません……話題とは関係ないですが、在米期間が長い方々は英語でもモノを考えるようになるそうです、って、伝聞かよ……)「その分野で長期間の経験を積んだ人」で、その解釈は、英語でも間違いないようです。しかし、アメリカで、何かしらの特定の分野を示す言葉がつかない"veteran"と聞いたなら、多くの場合は「退役(復員・在郷)軍人」を指します。
そして、明日11日はVeterans Day。アメリカは、好戦/厭戦派を問わず、基本的に軍人に対して大いなる敬意を払う国です。(例外は、たとえばベトナム戦争直後のヴェテランで、彼らは時代背景を背負い、復員後、複雑な国民感情に迎えられる一面もあったようです。)
敬意の表れ。それは、たとえば、これ。ラスベガスのダウンタウン(今のにぎわうラスベガスからは数マイル離れています)の、アーケードの照明ショーの図柄です。アフガニスタンからの帰還を反映してか、「おかえりなさい」の文字。
"Welcome home Solider. Thank you for your service"
国旗。そして、国鳥であるハクトウワシ(白頭鷲/American Eagle, Bald Eagle)も飛びます。これは昨年のものですが、"Veteran"に捧げるこのようなRideも各地各所で行われます。
(Rideは、日本語では何とすべきか?(日帰り)ツーリングか?)
さて、今日は、もう二つの話題があります。
一つ目は短く、"service"についてです。サービスのserviceなんですが、要は「他人に対する奉仕」という意味からなのか、「兵役・軍役」という意味もあります。
二つ目は"holiday(祝日)"についてです。
日本では「国民の祝日は休日とする」と定められていますが、アメリカでは休日とは限りません。アメリカには「国民(市民)の祝日」というものはないのです。連邦政府は連邦政府にとっての祝日(=公立校や郵便局など、連邦機関職員にとっては有休となる)のみを定めることができ、それを州が祝日(=州政府関連職員にとっての有休)とするかどうかは州独自の判断なのです。また更に、州が祝うと決めても、民間企業がそれを祝日(=社員の有休)とするかどうかも民間企業独自の判断で、連邦/州政府が口をはさむことはできません。実際には、1月1日をはじめとして、連邦が定めたほとんどの祝日が州と企業の祝日となっていますが、そこに至るまですったもんだがあった祝日もありました。Veterans Dayは、連邦とアリゾナ州は祝日と定めていますが、銀行は休みとなるものの、一般の会社の休日率は2割程度の模様。(MMIは休校です。)
ちなみに、5月にはMemorial Dayという日があります。市民戦争以降の戦争で命を落とした人を思う(偲ぶ)「戦没者追悼記念日」で、こちらは全国的に休日です。5月の最終月曜日で、土日からの三連休となります。
う~む、二つ目、長いぞ。(すみません。)
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