Thursday, March 13, 2014

それはそれは長い車列


Loop 101(ループ・ワン・オー・ワン、発音的にはつながってループ・ワンノーワン)という環状線101号の高架下を通り抜けようとしたら、何やらうものものしい雰囲気。ライト点滅中のパトカーが、東西南北4方向すべての道路をさえぎり、通行止め。


事故か?


咄嗟にUターンをしてぐるりと2マイルほど迂回、問題ポイント東側で101の下を通り抜け、101のすぐ横を並行する道を走り、問題ポイントに再度近づくと、パトカーの、それはそれは長い車列。全車がライトを点滅させ、ゆっくり進行しています。


工事か?


しかし、こんなに長い車列を見たのは初めて。車列の長さは延々どころではなく、延々、延々、そして、延々。
延々と連なり進行するパトカーを見ていると、重々しく厳かな光景を見ているような気になり、そして、気づきました。


その瞬間、思い出したのが、警官が殉職したというニュースでした。この写真を撮ったのは3月10日(月)でしたが、そのちょうど1週間前、殺人未遂の容疑者を見張っていた警官3人の内2人が、見張りに気づいた容疑者に撃たれたのです(その後の銃撃戦で、容疑者も死亡)。


この、長い長いSUVパトカーの車列は、殉職したpolice officerの葬儀に向かうmotorcade(モーターケイド、自動車列)でした。要所では消防車が停まり、アメリカン・フラッグを掲げていました。


後刻のニュースによると、2時間という長さで道路を封鎖しての車列だったとのこと。殉職後、残された家族のために寄付を募るBBQが開催され、100,000ドル(1ドル100円換算で一千万円)超が集まったそうです。


殉職した仲間の最後の旅につきそう車列。アメリカ魂。


Tuesday, March 11, 2014

うろつき歩くもの


それが、Prowler。
Home Depot(ホーム・ディーポゥと読みます、ホームセンターです)の駐車場に停め、降り立ち、オーナーは店内へ。居合わせた見知らぬ同士3名ほどは、そばまで行って思わず写真。オーナーは、エルビス・プレスリーの髪型と衣装であったため、見知らぬ同士で「エルビスの車だね」と。


見知らぬ同士3名ほどがそのまま続けて店内に入ると、オーナーは、返品カウンターでねばっていました。手にしていたのは、クリスマス時に屋外照明の飾りで使用したと思われる、使用済み延長コード(この写真を撮ったのは2月)。しかも、彼は購入時のレシートすら持っていません。それでも彼はねばります、「これを返品したい」と。そりゃお店側もねばります、「無理です」と。


アメリカでは、購入商品の返品が簡単にできます。このHome Depotでも、わざわざ返品カウンターを設けているほど。開封後でも、「使ってみようとしたけれど使い勝手が悪かった」「よそでもっと安いのを見つけた」などは、返品理由の王道。細かいことを言わない従業員が多いことも、返品率を上げる理由のひとつ。


返品理由の王道は、そこを一歩足を踏み外しただけで、「一回使ったけどもう使わないから返す」悪用道に直結。Plowlerのオーナーの場合は、「それ、使ったの一回じゃないですね?」外観の延長コードの返品でした。押し問答が続くも、結局、店側は返品を受け入れて、返金。


アメリカの金持ちって露骨にワガママ~~~。


なんて、そんなこと、そんな安易なステレオタイプ的発言をムヤミヤタラニしていいのか?


一つ思うのですが、「アメリカ人はとりあえず自分のしたいことをまずする、それで周りから文句が出てくれば、その時点で対応する」というアメリカ人観は、結構、当たっているのでは、と。その行動や対応が、理にかなっている場合は、さすがアメリカ人だね的気風を見ることができ、理にかなっていない場合は、だからアメリカ人って的批判に結びつき。


ところで、問題のステレオタイプ発言に戻りますが、あんなふうに叫んでおりますが、ワガママはどこかの集団に特有のものではなく、どの集団であっても、ある所にはあり、無いところには無い、と、真剣に考えていることを表明しまして、今日のブログは終わります。