Loop 101(ループ・ワン・オー・ワン、発音的にはつながってループ・ワンノーワン)という環状線101号の高架下を通り抜けようとしたら、何やらうものものしい雰囲気。ライト点滅中のパトカーが、東西南北4方向すべての道路をさえぎり、通行止め。
事故か?
咄嗟にUターンをしてぐるりと2マイルほど迂回、問題ポイント東側で101の下を通り抜け、101のすぐ横を並行する道を走り、問題ポイントに再度近づくと、パトカーの、それはそれは長い車列。全車がライトを点滅させ、ゆっくり進行しています。
工事か?
しかし、こんなに長い車列を見たのは初めて。車列の長さは延々どころではなく、延々、延々、そして、延々。
その瞬間、思い出したのが、警官が殉職したというニュースでした。この写真を撮ったのは3月10日(月)でしたが、そのちょうど1週間前、殺人未遂の容疑者を見張っていた警官3人の内2人が、見張りに気づいた容疑者に撃たれたのです(その後の銃撃戦で、容疑者も死亡)。
この、長い長いSUVパトカーの車列は、殉職したpolice officerの葬儀に向かうmotorcade(モーターケイド、自動車列)でした。要所では消防車が停まり、アメリカン・フラッグを掲げていました。
後刻のニュースによると、2時間という長さで道路を封鎖しての車列だったとのこと。殉職後、残された家族のために寄付を募るBBQが開催され、100,000ドル(1ドル100円換算で一千万円)超が集まったそうです。
殉職した仲間の最後の旅につきそう車列。アメリカ魂。