Monday, April 23, 2012

Bike Profiling


このカスタム。この色。単色ぶり。オーディオ。ときたら、乗り手は黒人だ!
昨日のプロファイリング話題に続き、バイクからプロファイリング。



大昔、「羊たちの沈黙」で脚光を浴びた、犯罪(者)プロファイリング以外に、アメリカ(アリゾナ)でよく耳にするのが、レイシャル・プロファイリング(人種によるプロファイリング、racial profiling)です。たとえば、仮に、万が一の仮に、日本人(アジア人)によるテロが多発しているときに、国際線(搭乗時)のセキュリティ・チェック・ポイントで、それ以外の妥当な理由無しに、日本人(アジア人)というだけで、他者よりも念入りなチェックが行われたとき、それをレイシャル・プロファイリングと呼びます(呼ぶと思います)。


多数の不法移民を抱えるアリゾナ。その多くがメキシコからの人々です。


立派な家の庭をメキシコ人男性が手入れをしている、車で通りかかった白人アメリカ人女性が車を停め、「うちの庭も手入れが必要なんだけど」と声をかける、男性は「自分の家の庭なんで手入れしているんです」と答え、女性が返事に詰まる、という、テレビCMが一時流れました。メキシコ人=庭仕事(低賃金の肉体労働)という固定観念を打ち砕くためのものでした。


さて、アリゾナの有名人に、ジョー・アルパイオというシェリフがいます。「国境を守る!アリゾナを守る!不法移民はとっとと出て行け!」断固派。一昨年、彼率いる郡部警察が、熱心に一斉不法移民検挙を行いました。今、その検挙が、メキシコ人=不法移民的なレイシャル・プロファイリングだったのではないかと、連邦政府の捜査が入っています。


しかし、その強気で名を馳せているアルパイオ。捜査への協力を中途で絶ち切り、仔細解明は法廷に持ち込まれる模様。そんな、アリゾナ。


と、レイシャル・プロファイリングについて、如何にも「ワタクシ存じております」的なことを書いておりますが、冒頭例でいけば、「そうすることで確実により安全に飛べるというなら、ワタクシ日本人でして、もちろんワタクシも含めまして徹底的にどうぞお調べください」というようなことも思ってしまうAZSSは、レイシャル・プロファイリングに関する、大切な情報を見逃しているのだと思います。こんなに長く読ませておきながらの竜頭蛇尾ぶり(竜じゃないですね、トカゲ頭ぐらいですね)、どうもすみません。これが、たとえば黒人だというだけで、些細な交通違反で停められ、犯罪を疑われるというのなら話は別なのですが、しかし、それが空港の例とどう違うのか、わからないまま。う~む。


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