Phoenix市は、人口が全米6位という大きさでありつつ、古き良き西部のOld Westの町でもあります。(「良き」かどうかは、見方によって、或いは自分がどっちの立場かで変わってきますが。)
(「ここら辺、馬、歩きますから」道路標識。ここは、まさに市内町中。)
それでも、少し郊外に出ると、馬を飼う家がもう少し多めに散在しています。日曜の朝方、夫婦で(推定)馬二頭にまたがり、ポクポクお散歩。或いは、平日の朝方、前方でトラックが停まっている模様。近づくと馬上の人と何事やら熱心に会話中。そんな風景も見かけます。う~ん、アリゾナだねぇ、アメリカだねぇ。
(お隣さん同士の馬。Phoenix郊外。)
さて、そんな中、写真を撮り損ねた風景は、夕陽を背に受け、悠々と馬に乗る女性。う~ん、アリゾナだねぇ、アメリカだねぇ。
しかし、よく見ると、彼女は馬に乗りつつ繰りつつ、わき目もふらず、手元のiphoneを一心に操作中。いや、しかし、感想は同じ。う~ん、アメリカだねぇ。
ところで、たった今、Phoenixの人口でGoogle大先生におうかがいを立てましたところ、検索結果真上に"Best guess for Phoenix Population is 1326385"と出てきました。恐ろしや、Google大先生の実力。先頃、大先生よりプライバシー関連のお達しも出ましたが、抽象路線で話を進めてみますと、実は恐ろしいことだよねと思うのが、大先生の検索結果というものが、限りなく「一般情報」に近いものではあろうけれど、実は、大先生ご下賜の情報なのだということ。そして、もう一つ抽象方向で話を進めますと、私たち自身が気づかぬまま、自らの「知」を大先生に依託依存している(部分が大なり小なりある)のだということ。中世においてグーテンべルグの活版印刷は、知の分散をもたらし(ちょっと言葉が正しくない気もしますが)、宗教改革に寄与しましたが、インターネットによる現代の知の分散はいったい何をもたらすのでしょうか。そして、GoogleにせよFacebookにせよ、我々のインターネット上の行動(身体的にはたいていは指を動かすだけですが)が、企業に情報という商品として提供されているのだということは、認識しておくべきことなのだろうと思います。って、いったいアンタは折角の週末に何を熱く語ってんだか、って話ですよ。
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