今日の話題はアリゾナ州です。
さて、アリゾナは48番目に州となりました。それは1912年2月14日のこと。
後に残るは、アラスカ(州として1959年に成立)とハワイ(1960年)です。
ということは、2012年で百年。
つまりは、今年はアリゾナ百周年祭の年。
昨年からあれこれちょこちょこお祝いが始まっています。
あだ名がGrand Canyon Stateであるアリゾナはどういう州なのか?と思ったら、ついつい見入ってしまったのがcensus(センサス、国勢調査、人口調査)です。10年毎に行われるセンサスの目的は人口把握。州人口により、連邦議席数と連邦政府からの補助予算額が決まります。対象は国内居住者で、市民のみならず、留学生なども含みます。
さて、そのセンサスでアリゾナを見てみますと...
-人口は約640万人。
-そのうちの400万人がPhoneix周辺8市に住んでいます。
-面積は日本の約80%。Phoenix一帯以外の空き(すき)具合が想像できます。
-人口密度は21.9人(アメリカは34.4人)。
これを目にした瞬間、早速見たのは日本語版ウィキペディア。日本は343人でした。
(都内23区14,389人)。
-自分はWhiteだと答えた人が60%弱。
-Hispanic or Latinoだと答えた人が30%弱。
-American Indian or Alaska Nativeだと答えた人が約4%(全米では1%弱)。
-Black or African Americanだと答えた人が3%半ば(全米では約12%)。
-Asianだと答えた人が2%半ば(全米では5%弱)。
-外国生まれが約14%。
-家で英語以外を話している人が27%もいました(全米では20%)。
なにしろ夏はひたすら暑いため、クーラーが普及した50年代までは人々が移り住まず、そのため、白人が多い州だったのだとも言われています。南のメキシコとの国境は延々続く389マイル(622キロ)で、密入国・密輸入が大きな悩みの種。現州知事(オバマと反対政権の共和党)が率先して、「連邦政府が何もしてくれないのなら(移民関連は州ではなく連邦政府の管轄)、「アリゾナは連邦州から抜ける!」ぐらいのことも言い出す勢い。(2011年、「連邦の法律・規則をアリゾナでは承認せず、遵守の義務もない」とする法案が州議会に提出されました。提出されただけですが。)
Poverty(貧困)の中で暮らしているとされる子どもが23%。
(たとえば4人家族であるなら、年間世帯収入が22,314ドル以下~2010年)
Single parent家庭の子どもが37%。
中間所得額が約50,000ドル(全米でも同様)。
家の中間価格が215,000ドル(全米では188,000ドル)。
なんだかどこまででも延々読み続けてしまいそうなセンサス。興味があるのは、アリゾナに住んでるからでしょうか?興味のなかった皆さんすみません。
さて、百周年のメインのお祭りは2月11日、12日のArizona Best Fest。そのお祝い気分の象徴の一つがPaul Yaffeのこのバイクです。はぁ、やっと、ここまでたどり着きました。
http://paulyaffeoriginals.com/az-centennial-bike.htm
Ultra Classicに乗る、アリゾナ州の一下院議員提案によるバイクのテーマは、copper mining(鉱山はアリゾナの基幹産業)。そのCopper Chopperの、頭の天辺から足のつま先まで、いや、足から足までのwheel to wheelを覆う銅は、もちろん、アリゾナ産。銅はやわらかく重いそうで、総バイク重量を考慮し、各所は銅張りになっているそうです。エアクリーナーはアリゾナ形。100歳にふさわしく、100cu. in.のエンジンに、100 horsepower。Paulによると販売価格をつけるなら140,000ドル。
Copper Chopperは、Arizona Best Festでの、5ドルのラッフルチケットでの景品(?賞品?)です。当初の予定の7分の1の予算で収めざるを得なかった100周年一連行事あれこれ。そして、予算捻出のために地道な資金集めが行われ、このラッフルチケットの販売もその一つでした。
Copper Chopperを当選者が受け取るときには、
30フィートの!!!炎が!!!出る!!!
フレーム・スローワーは取り外されてしまうそうです。
30フィート(9.14m)にはこのぐらい「!」をつけねば。(Flame throwerとは火炎放射器。カスタムカーによく使われるキットですが、30フィートとは非常に特別。ってか、危ないです。)
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